「第40回奈良SAセミナー」

 

 日時:2024年3月16日(土)13:30
 場所:奈良女子大学・大学会館3階小会議室

 

[第1部]
講師:落合史生(奈良女子大学 共生科学研究センター 協力研究員)

講演題目:「コンピュータは心を持つか?―ChatGPTは文章を理解しているのか?―」
概要:一昨年にChatGPTが公開され、人間のように自然な会話ができる
AIチャットサービスとして注目されている。ChatGPTを利用していると、
質問者の意図を良く理解しているように感じるときがあり、回答に批判
すると弁解をし、ほめると機嫌を良くするような回答をする場合もあり、
コンピュータが心を持っているのではと錯覚するようなことも起こる。
第3次AIブームの始まりとなったディープラーニングからChatGPTの
基礎であるTransformerまでの概要をお話したい。私が専門としている
衛星画像を分析するリモートセンシングの分野でも、以前からニューラル
ネットワークによる解析や機械学習、そしてディープラーニングによる
解析が進められている。また、係わっている心理学の表情認知の世界でも
AIによる表情認知が進んでいる。それらの利用の紹介も含め、生成AIの
世界を紹介したい。

=================================
[第2部]
題目:「深層学習と物理学」
講師:新野 康彦(奈良工業高等専門学校 准教授) 
概要:第3次A Iブームを牽引している機械学習、
特に深層学習(ディープラーニング)に焦点を当て、
その仕組みの基礎的な部分について講演したい。
基礎的な仕組みをおさえた上で、深層学習の物理学への応用に関して紹介したい。

[参考書]
「ディープラーニングと物理学」田中章詞, 富谷昭夫, 橋本幸士著
「物理学者、機械学習を使う」著者多数

====================================

セミナーに先立って、希望者で
12:30ー 昼食@久家

セミナー後、希望者で
18:00ー希望者 夕食@菜宴

皆さん、いろいろな側面から生成AIに今日を持っておられると思うので、
質問や議論の話題提供になるようにしていただければありがたいと思うます。

参加者 見目、重本、広瀬夫妻、静谷、上原、岩淵、高杉、岡本、林井、斎藤、太田、牧野、小俵、新野、落合 

落合資料
2024年3月16日の「コンピュータは心を持つか?―ChatGPTは文章を理解しているのか?―」の資料
落合資料.pdf
PDFファイル 7.8 MB
新野資料
2024年3月16日の「深層学習と物理学」の資料
深層学習と物理学_20240316_shnno.pdf
PDFファイル 249.0 KB

「第39回奈良SAセミナー」

 

 日時:2023年12月9日(土)13:30
 場所:奈良女子大学・大学会館2階音楽室(not 3階の小会議室)


 講師:重本和泰(帝塚山大学)[テクニカルサポート:岩渕修一]
 題名「ブラックホール戦争:ホーキングとサスカインドの20年に渡る論争の解説」

 要約:NHKのコズミック・フロントで以前放映された
「相対論vs量子論 事象の地平線と"異次元のダンス"」
 という番組がありますが、それをながら素粒子論
 や宇宙論の面白さを楽しもうという企画です。

 この題名をても内容はあまり想像できませんが、
 サスカインドの「Black Hole War」というネタ本が
 あり、それを参考に解説をした後で、番組を楽しんで
 頂ければと思います。映像を楽しむのが的なので、
 あまり詳しくやりすぎないように、みんなが知っている、
 ブラックホールやエントロピーの常識から始て、
 ホーキング温度などの簡単な解説をします。
 そのあと、ホーキングとサスカインドの論争のポイントを
 私なりに説明します。

 セミナーに先立ち、12:30@久家食堂で昼食(参加任意)
 セミナー終了後、 18:00@近鉄奈良駅上の百楽で夕食(参加任意)

重本セミナー資料
2023年12月9日開催の「ブラックホール戦争:ホーキングとサスカインドの20年に渡る論争の解説」の資料です。
重本_BH10.pdf
PDFファイル 1'022.3 KB
重本_20947_results.jpg
JPEGファイル 248.6 KB

 

「第38回奈良SAセミナー」 

日程:7月15日(土)13:30-
会場:奈良カレッジズテラス、奈良女子学の東キャンパス(本部棟)1階

講師:岩渕修一(奈良女子学名誉教授、
ニュージーランド政府キャラハンイノベーション研究所客員特別上級研究員)

題名:「トポロジカル超伝導体に於けるマヨラナ粒子の非可換量子統計と量子計算」
概要:
 近年トポロジカル絶縁体、トポロジカル超伝導といった”非自明なトポロジー ”
を有する物質が理論的に予言されかつそれが実験的にも確認されきな話題とな
っている。トポロジーの視点で物理現象を捉えることは、歴史的には量子ホール
効果に端を発するが、これらの系はバルク内に時間反転対称性の有無にも囚われ
ない非自明なトポロジカル秩序を有するという意味で量子ホール系よりもより一
般的な状態と言える。これらの系の重要かつ興味深いところは、バルク内の秩序
に ”保証” される形で系の表面や端に非自明なギャッププレスモードが出現す
ことである。

この講演では、1次元のトポロジカル超伝導を記述するKitaevモデルを取り上げ
る。Kitaevモデルでは系の両端に非自明なギャッププレスモードとして”マヨラ
ナ粒子” (粒子と反粒子が同一であるフェルミ粒子)が出現し、これが非自明で
エキゾチックな物理現象を引き起こす。一方、マヨラナ粒子は、フェルミ粒子や
ボース粒子とは異なり、粒子の交換に関して ”非可換” であり新たな量子統計に
従うこと、その安定性がバルクの非自明なトポロジカル秩序によって保証される
ことから「量子ビット」としての応用が期待されている。講演ではKitaevモデル
に関するこういった内容を実験結果も交えてできるだけ初等的にお話ししたい。

出席者:岩渕、金井、、重本、中原、落合

セミナーに先立ちランチ:12:30@久家食堂

セミナー終了後中原氏からフィンランドの量子コンピュータの現状についての報告
セミナー終了後デイナー:18:00@明倫館 

  

「第37回奈良SAセミナー」:

日時:2023年4月15日(土)13:30-16:00
場所:奈良女子大学大学会館3階小集会室
講師:池原健二(奈良女子大学名誉教授)

講演題目:『生命起源の謎を解くGADV 仮説』


講演概要: 生命起源研究の中心となってきたRNA ワールド仮説をはじめ、
多くの研究者の長年に亘る努力にもかかわらず今なお生命起源の謎は解かれてい
ない。
一方、私が提唱するGly [G], Ala [A], Asp [D], Val [V] の4つのアミノ酸でできた
[GADV]-タンパク質ワールドから生命が生まれたとのGADV仮説の立場に立てば、
生命起源を解明するのに必要な生命の基本システムを構成する6つのメンバー
(遺伝子、遺伝暗号、tRNA、代謝、細胞構造、タンパク質)が原始地球でのラン
ダム過程を通じて生み出される仕組みを明らかにできることが分かってきた。
セミナーの中でこのGADV仮説について皆さんと議論したいと考えています。

この“私たちの存在のいわれ”という大事な問題を、それぞれの立場で考えてみま
しょう!

 

「第36回奈良SAセミナー」

 日時:2023年2月4日(土)13:30-15:30
 場所:奈良女子大学大学会館3階小集会室
 講演:
 第1部 「ブラックホールへのいざない」正克
 第2部 「Teukplsky方程式の解法へ向けて」広瀬喜久治
  説明:
 広瀬さんが担当するTeukolsky方程式の物理的背景である
 ブラックホールについて、が解説をします。

セミナー前に、 希望者は昼食 12時半@久家食堂
セミナー終了後、奈良公園散策と食事

 

「第35回奈良SAセミナー」

 

日程:2022年11月26日(土)13:30-
場所:奈良女子大学大学会館3階小会議室

 

講師:久米健次(奈良女子大学名誉教授)
:『スパースモデリングとその応用』
概要:
中学数学でやる連立1次方程式では、未知変数の数が方程式の数より多いと、

は不定です。
ところが未知変数の多数がゼロに近い場合は(スパース:すかすか)、
この連立1次方程式から確度高く解が推定できます。
もちろん「どの変数がゼロに近いか」は未知として、です。
以前から萌芽はあったようですが、このことを使って2006年に
「少ない測定データから綺麗なMRI画像が生成できること」が示され、
理論の進展もあって爆発的な流行となりました。
今や「猫も杓子も」状態です。
初等的な連立1次方程式に、このような宝物が隠されていたのは驚きです。

参加者名簿作成のた、希望者は知らせて下さい。
(尚、参加者数によっては、部屋の変更があります。)

また昼食:12:30-@久家食堂(自由参加)

 

 

「第34回奈良SAセミナー」

日時:2022年8月6日(土)13:30-16:30
場所:奈良女子大学C棟141教室
講師:岡本祐幸(名古屋大学情報基盤センター)

講演題目:「素粒子論から生物物理までの計算機シミュレーション

要旨:
 私はミューオンの異常磁気モーメントの計算と格子ゲージ理論のモンテカルロ・ミュレーションでコーネル大学から博士の学位を取得した。ヴァージニア工科大学の時に、クォーク・レプトンの複合模型の研究をやりながら、蛋白質の立体構造予測のシミュレーションも始めた。
 奈良女子大学では素粒子論グループに属して、2足の草鞋(素粒子論と生物物理)をはいたが、素粒子論では弦理論から宇宙論にまで研究対象が広がった。その後、分子研では素粒子論は卒業して、計算生物物理、計算化学の研究に専念し、名古屋大学でも、それを続けた。蛋白質の立体構造予測問題では、(1)徐冷法、(2)拡張アンサンブル法、(3)遺伝的アルゴリズムなどの手法を導入してきた。
 本セミナーでは、これまでの私の研究人生を振り返って、思い出話を中心に話したい。

 

参加者多数

 

ランチ:12時30分から 久家食堂、2階の部屋を取ってあります。参加自由、食事の注文自由
ディナー:18時から 近鉄奈良駅8階の中華料理百楽 参加自由、食事の注文自由

 

 

「第33回奈良SAセミナー」

日程:2022年4月16日(土)13:30-15:30

場所:奈良女子大学大学会館小集会室
講師:田中一郎(金沢大学名誉教授、金沢医科大学教授

:『ガリレオ-宮廷に奉仕する科学者-』
内容:
1.パトロンを捜し求める科学者・ガリレオ
2.貢ぎ物としての望遠鏡
3.『星界の報告』献辞を読む
4.学問におけるパトロンとクライアント−贈与と返礼−
5.ウルバヌス八世ー宮廷のプロトコル−
6.ガリレオからニュートンへ
7.変身する科学者ー宮廷への奉仕から国家への奉仕へ−

 

12時30分:講演に先立って、希望者は昼食をしましょう!
久屋食堂(近鉄奈良駅と奈良女子大学との間にあります。予約はしてありません。
自由参加)

講演終了後は、奈良公園散策およびティータイム、夕食を考えています。

また、奈良女子大学入構の際に、検温と共に入構理由を問われます
「奈良SAセミナーへ参加」と回答してください。

「第32回奈良SAセミナー」

日程:2021年11月27日(土)13:30-15:30
場所:奈良女子大学大学会館小集会室
講師:高杉英一(大阪大学名誉教授)
タイトル:Heun 微分方程式とその応用
内容:
 Heun 微分方程式には確定特異点を4つ持った微分方程式である。
この方程式の合流型は量子力学との関連で現れるが、
Leaver は、Schrodinger's Equation for Hydrogen Molecule-like Ionsや
Kerr Black Hole 時空での線形ゆらぎを扱う方程式の解を扱っている。
 ここでは、Heun 微分方程式とその解の求め方について、新しい
知見を含め説明する。次いで、合流型の極限をとることにより
合流型微分方程式の解の構成について説明する。重要な応用として
ブラックホールと中性子星の合体で発生する重力波について解説を行う。

また、講義に先立ち、自由参加の昼食を共にすることを企画しています。
予定としては、同日12:30@久屋食堂 です。

 

「第31回奈良SAセミナー」

「第31回奈良SAセミナー」
 日時:2020年11月21日(土)
          12:30-ランチ@久屋食堂
          13:30-16:30 セミナー@奈良女子大学大学会館3階小集会室


   講師:正克
   題:『高階微分の力学とオストログラドスキーの定理』
   内容:通常、力学系の運動方程式は、2階の微分方程式になります。
     高階微分を含む系では、エネルギーは有界で無くなり、系は不安定になる可能性があります。
     これは、オストログラドスキーの定理と云われます。このセミナーでは、具体例を示します。
     また、高階微分の宇宙理論と関係する、我々の昔の仕事を紹介をします。

  「参考1]ウィキペディア ”オストログラドスキーの定理”   
  [参考2]Classical and quantum solutions and the problem of time in R^2 cosmology",
                M. K., K. Otsuki, K. Shigemoto and K. Uehara, Class.Quantum Grav.13 

                (1996), 1751

 

 資料有

 

   参加者:見目、広瀬、重本、静谷、上原、新野、落合

 

「第30回奈良SAセミナー」

「第30回奈良SAセミナー」
日時予定:2020年7月18日

12:30 昼食@久屋
13:30~16:00 セミナー@奈良女子大学大学会館3階小集会室

講師:重本和泰+広瀬喜久治
題目:『リーマン予想の解決に向けて!』
重本さんの講演内容:「数論における双対性、モジュラー変換の具体例の紹介」、
リーマンの関数等式のモジュラー変換を使った説明(証明)および、関連事項の説明。
広瀬さんの講演内容:「リーマン予想の計算機による解析」
‐進行状況および今後の見通しなど-

 

印刷したプリントを配布して説明する形で進行。

 

参加者:見目、広瀬、重本、静谷、堀本、新野、落合

 

「第29回奈良SAセミナー」

日時:2020年3月28日(土)

   12:00 近鉄奈良駅行基像前集合

   12:30 ランチ@見目宅

                      昼食は各自用意
   13:30 セミナー@見目宅
   17:00 解散

 

講師:新野康彦(奈良高等工業高校)
題目:「2カラー有限密度QCDにおける解析接続とカイラルランダム行列模型」
概要:
有限温度有限密度QCDの相構造の解析はQCDの特性を理解する上で大変重要である。
然し、格子ゲージ理論の枠組みで有限密度QCDを解析しようとすると、
所謂符号問題のために数値シミュレーションが直接は適用できない
符号問題を回避するための1つの手法として、虚数化学ポテンシャルにおけるQCDの
解析結果を解析接続する手法があるが、μ/T>1(μは化学ポテンシャル, Tは温度)なる
領域における相構造はまだ確定していない。
本研究では、解析接続による解析手法の妥当性を検証するため、QCDの有効理論の
1つであるカイラルランダム行列模型を用いた研究成果について紹介する。
さらに、この模型の可能性や限界についても議論したい。

印刷したプリントをみなさまに配布して説明する形で進めたいと思っています。

参加者:見目、広瀬、重本、上原、新野、落合

「第28回奈良SAセミナー」

2019年12月21日(土)
12:30:ランチ@久屋食堂

13:30:講演@奈良女子大学大学会館3階小集会室
 講師:広瀬喜久治
 題目:「Riemann予想で遊ぶ(令和の再考)-------zeta関数の総和公式と多項式表示」
概要と気持ち:

   独自の離れ業を使って幸運にもzeta関数の有効な多項式表示が見つかりました。
この表示に言及したものを(少なくとも)私は知りません。俄然、面白くなって
きました。多項式表示を見つけるには zeta関数の総和公式が役立ちます。
【総和公式:s=n (n:自然数) のすべての点での zeta関数 の値 ζ(n) が与えられると、
複素平面上の適当な領域内の複素数sでの zeta関数の値 ζ(s) がそれら ζ(n) の総和
の形で表される との公式】今回はこのテーマを中心に話したいと考えています。

  ゼータ関数のゼロ点は、この多項式=0、すなわち代数方程式の根として求まり
ます。今後の取り組みは、上手に座標変換して、この代数方程式が実対称行列の
固有値方程式に一致することを示すことです。そのような実対称行列を見つかると
リーマン予想が解けたことになります。至難の業ですが、ワクワクです!!!

 

参加者:見目、静間、広瀬、堀本、重本、上原、新野、落合

 

17:30 忘年会@トヨノアカリ(草鍋セット)

参加者:見目、静間、広瀬、堀本、重本、新野、落合

珍しい鍋に盛り上がり、楽しい忘年会でした。

「第27回奈良SAセミナー」

講師:重本和泰さん
話題:場の理論における束縛状態:BetheーSalpeter方程式について
日程:2019年7月27日(土)
12:30 ランチ@奈良女子大学生協食堂

   (当日はオープンキャンパスがあるそうです。食堂は開いています。)
13:30 セミナー@大学会館3階小集会室(プロジェクターの準備をしてあります。) 
セミナー終了後、奈良界隈散策そして夕食(場所は未定)の計画です。

「第26回奈良SAセミナー」

日程:2019年4月27日(土)

12:30 希望者は共にランチ@シャトードール2階(近鉄奈良駅を出て、小西通り徒歩5分)

13:30‐15:00 
場所:奈良女子大学大学会館3階小集会室
講師:月岡卓也さん(佛教大学)
講演題目:「AdS/CFT 対応と流体力学と QCD」

講演概要:

1997年の Maldacena の論文に端を発し,現在に渡って
活発に研究されている AdS/CFT 対応の導入からはじめ,
その発展形である(ゲージ場)/(重力場)対応の考え方と
その流体力学,QCD への応用についてお話します.

 

「第25回奈良SAセミナー」

日時:2019年1月12日(土)
  12:30‐ランチ   @久家
   13:30‐セミナー@大学会館3階小会議室、講演時間は、質問を含めて約3時間
  18:00‐ディナー@山崎屋

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 講師:     池原健二(G&L 共生研究所、奈良女子大学名誉教授)

 講演題目:
  生命の起源の謎を解く三つの鍵-GADV 仮説で生命起源を解明できるか?-

 講演概要:
  生命の起源は多くの人が関心を持つテーマであるだけでなく、生命の起源の解明が遺伝子やタンパク質の基本的な性質を理解することにつながる重要なテーマである。しかし、生命の起源を説明する最も中心の考えである「RNAワールド仮説」が提案されてからすでに30年以上が過ぎているにもかかわらず、生命の起源は今なお不明のままである。それは、RNAワールド仮説自体に問題があることのほかに、生命の起源を解決する上で不可能とも思える以下のような難問の存在することが問題解決を遅らせてきたと考えられる。
 (1)生命の起源の謎の解明にまともに立ち向かおうとすると、原始地球上で何が起こりどのような有機化合物が蓄積されたのかを調べることになる。しかし、そのようなボトムアップ方式の研究をいくら繰り返しても、生命が生きる上で必須で、かつ、生命の起源を解明する上でも最も重要と思われ
 る遺伝子、遺伝暗号、タンパク質からなる生命の基本システムがどのようにして確立されたのかを
知ることができそうもないこと。
 (2)原始地球上ではランダムな反応しか起こらない。しかし、現在の生物は一定の配列を持つ遺伝子やタンパク質のお陰で生きている。したがって、このランダムな反応過程の中からどのようにして、一定の配列を持つDNA(遺伝子)やタンパク質を合成する仕組みを獲得したのかを説明することも極めて困難であること。
 (3)生命が生まれた約40億年前の事象を実験的に証明することは事実上不可能に思えること、などである。
  それ以外にも、最初の生命が誕生するまでの過程で「遺伝子-レプリケーター」が先に生まれたのか、「タンパク質-代謝」が先に生まれたかの論争や遺伝子とタンパク質の間に見られる「ニワトリと卵」の関係がどのようにして形成されたのかを明らかにすることが不可能に思われた時期もあった。これらについては、遺伝子・レプリケーターの形成を中心に考えるRNAワールド仮説が提唱されたことで決着が着いたようにも思われた。しかし、RNAワールド仮説にしたがって行われた多数の研究によっても未だに生命の起源が解明できてはいない。そのようなこともあり、生命の起源を「Ground Zero」から再出発するべきではとの意見も提出されているほどである。
  一方、それらの生命起源研究とは全く独立に、私は今から約25年程前に「現在でも全く新規な遺伝子が生まれるとしたらどこから生まれるのか」という問に答えるための研究を開始した。その後、遺伝子の起源、遺伝暗号の起源、生命の起源へと進み、約20年前に生命は簡単な構造の4つのアミノ酸、Gly  [G], Ala [A], Asp [D], Val [V] で構成される [GADV]-タンパク質ワールドから生まれたとの [GADV]-タンパク質ワールド仮説(略して、GADV仮説)を提唱した
[1]。このようなタンパク質を中心に生命の起源を考えることはタンパク質が遺伝子不在下では合成できそうもないこと、タンパク質自体が複製できそうにもないことなどから、これまで多くの人から無視されてきた考えではある。しかし、GADV仮説に出会い、GADV仮説を支持する結果や考えに思いを巡らせてきたが、今では生命の起源の謎を解くのに必要な三つの鍵を見つけることができたのではと思えるなど生命はGADV仮説が推定するような経過を経て生まれたとの考えに自信を深めている。
  今回の講演では、このような点を含めて皆さんと議論できることを楽しみにしています。

 

 参考書: 「GADV仮説‐生命起源を問い直す‐」池原健二、京都大学学術選書(2006)。

 

参加者:見目、広瀬、堀本、重本、落合

「第24回奈良SAセミナー」

題目:Heavy Particle Signatures in Cosmological Correlation Functions with Tensor Modes

講師:窪田高弘(大阪大学名誉教授)

 

日時:7月14日(土)<パリ祭つまりフランス革命日>
         12:00‐ランチ   @奈良女子大学大学会館1階生協食堂
         13:00‐セミナー@大学会館3階中会議室
                     セミナー終了後、奈良界隈散策
         17:30‐ディナー@近鉄奈良駅ビル8階中華料理店百楽
 
内容:4月に出した論文arXiv: 1804.06974 [hep-th]に基づく

概要:
  We explore the possibility to make use of cosmological data to look for signatures
of unknown heavy particles whose masses are on the order of the Hubble parameter
during the time of inflation. To be more specific we take up the quasi-single field inflation
model, in which the isocurvaton σ is supposed to be the heavy particle.
  We study correlation functions involving both scalar (ζ) and tensor (γ) perturbations 
 and search for imprints of the σ-particle effects. We make use of the technique of the
effective field theory for inflation to derive the ζ σ  and γ ζ σ couplings. 
 With these couplings we compute the effects due to σ to the power spectrum <ζ ζ> and correlations <γ^sζ ζ > and <γ^s1γ^s2ζ ζ >, where s, s1 and s2 are the polarization indices of gravitons. Numerical analyses of the σ-mass effects to these correlations are presented. It is argued that future precise observations of these correlations could make it possible to measure the σ-mass and the strength of the ζ σ and γ ζ σ couplings.

「第23回奈良SAセミナー」

「量子計算とその現状」
上海大学数学系 中原幹夫

概要:量子情報,量子計算の基礎といくつかの応用について解説したあと,
断熱量子計算を用いたD-waveの量子コンピュータなど,実用化に向けた最近
の話題についても紹介する.

参考文献
[1] 「量子コンピュータの基礎[第2版]」(サイエンス社,2009 細谷暁夫著)
[2] M. Nielsen and I. Chuang, Quantum Computation and Quantum Information,
Cambridge University Press, 2000.
[3] M. Nakahara and T. Ohmi, Quantum Computing: From Linear Algebara to Physical Realizations. Taylor and Francis, 2008.

 

講師紹介:講師は、昨年の10月に上海大学数学科教授に就任された中原幹夫さんです。
中原さんの紹介を兼ねて、彼の著作を紹介します。
理論物理学のための幾何学とトポロジーI,II”(ピアソン・エデュケーション、2000)
〝Quantum information and quantum computing”(World Scientific, 2013)、他。

 

 

日時:2018年2月24日(土)

         12:20 久家の場所を知らない人は集合@近鉄奈良駅の行基像噴水前
   12:30 昼食@久家(当日は生協職が休みのため、場所は奈良女子大学正門から徒歩5分)
   13:30 講演@奈良女子大学大学理学部C棟C141室
        講演終了後、奈良町界隈散策
   18:00 夕食@明倫館(奈良女子大学の卒業生が経営するレストラン)

 

参加者:

(1)奈良SAセミナー:重本、静谷、広瀬、堀本、落合、
(2)岩淵グループ: 岩淵、金井(奈良女D2)、稲垣(共同研究者)
(3)中原グループ: 中原(上海大学)、河上(元奈良教育大学)

           釣井(奈教、数理教育センター)
(4)奈良女グループ:上江洌(奈良女)

「第22回奈良SAセミナー」

講師:大木洋(奈良女子大学)
講演題目:スケール不変な理論の格子計算と標準模型を超えた物理
講演概要:
スケール不変なゲージ理論は素粒子標準模型を超えた物理の有力な候補であり、
非可換ゲージ理論の相構造の解明とも密接に関連している。
格子理論を用いた非摂動計算によるその候補の探索と最近の研究の進展について紹介する。

日時:2018年1月20日(土)
   12:30 昼食@奈良女子大学大学会館1階生協食堂
   13:30 講演@同3階小会議室
   15:30 東大寺二月堂
夕食:18:00 奈良商工会議所地下の三笠

参加者:見目、広瀬、重本、静谷、落合、池田、大木(奈良女子大学) 

「第21回奈良SAセミナー」

講師:上原邦彦(帝塚山大学)
題目:特別な素数の篩(ふるい)による導出とそれらの無限性について
概要:双子素数を含む組素数やソフィージェルマン素数などを包除定理によらず、
   複数の篩による導出を考え、それらが無限に存在するかを議論する
日時:2017年9月30日(土)
   13:00昼食@奈良女子大学大学会館1階生協食堂、
   14:00 セミナー@同3階小セミナー室
夕食:18:00 吟亭「山崎屋」

「第20回奈良SAセミナー」

講師:池田憲明(立命館大学)

講演題目:「物理で数学の問題を解く―ポアソン多様体の変形量子化問題―」

概要:
Maxim Kontsevich の 1998年のフィールズ賞の受賞業績のひとつに挙げられている論文である「Deformation quantization of Poisson manifolds」についてお話します。

この論文を理解するために必要な予備知識はかなり膨大なものになるため、
ここでは数学的な証明や論文の内容を理解することではなく、
どのようにして彼がこの理論を思いついたかを重点的に説明したいと思います。

面白いことはアイデアは数学者にとっては奇妙な方法である一方、
物理学者にとって自然な発想であるという点です。
同じ式を違う見方をすると新たな発展があるという例になっていると思います。

 参考文献
Maxim Kontsevich,
   "Deformation quantization of Poisson manifolds,''
  Lett.\ Math.\ Phys.\  {66} (2003) 157
  [arXiv:q-alg/9709040 [q-alg]].

A.S.Cattaneo and G.Felder,
   "A Path integral approach to the Kontsevich quantization formula,''
  Commun.\ Math.\ Phys.\  {212} (2000) 591
  [arXiv:math/9902090].

N.Ikeda,
   "Two-dimensional gravity and nonlinear gauge theory,''
  Annals Phys.\  {235} (1994) 435
  [arXiv:hep-th/9312059].

 

池田さんのHP: http://www.ritsumei.ac.jp/~nikeda/


 日程:2017年5月27日(土)

 日時:12:30-ランチ@生協食堂
    13:30-セミナー@大学会館3階小セミナー室
    17:00-散策

    17:30-「オレンジカフェ水門」でコーヒータイム
    18:30-「三笠」で親睦会

 
 

参加者:見目、広瀬、重本、静谷、落合、松澤(奈良女子大学数学) (夕食は広瀬欠席)
 

「第19回奈良SAセミナー」

講師:重本和泰
題名:ツイスター理論の紹介と可解系への応用
要約:ツイスター理論は1960年代に奇才ペンローズによって提案されて以来の歴史を持ち、
ツイスターといってもいろいろなバージョンがあります。
セミナーでは、ペンローズの元々のアイデアについて丁寧に説明し
ツイスターの使い方として、self dual なYang-Millsや重力理論の解への応用も紹介します。

(レジメ有り)

日時:2017年3月25日(土)
12:30 昼食@久家
13:40 セミナー@奈良女子大学食堂3階小会議室
16:40 ドライブ
18:00 夕食@明倫館

 

参加者:見目、広瀬、重本、静谷、落合 (夕食は静谷、落合欠席)

「第18回奈良SAセミナー」

 講師:松居哲生(近畿大学)
 題目:『脳の物理学』
 概要:統計力学と統合情報理論による、意識の発現の研究に向けて。

   参考資料
 場所:奈良女子大学
 日時:2016年12月10日(土)
    12:30-ランチ@生協食堂
    13:30-セミナー@大学会館3階小セミナー室
    17:00-散策

    17:30-コーヒータイム
    18:00-「竹の館」で親睦会

 

参加者:見目、広瀬、堀本、重本、静谷、落合、松居(近畿大学)

「第17回奈良SAセミナー」

〇日時:7月16日(土)

    13:00 昼食(見目さんの特製カレーライス)

    14:00 セミナー

    17:00 高畑から東向き商店街まで散策

    18:00 山﨑屋で夕食

    20:00 解散

〇場所:奈良SAセミナーハウス(宅)

〇講師:松澤淳一(奈良女子大学数学)
〇題:『蝶の鱗粉からプラトー問題まで』
〇内容:空間に与えられた一つの閉曲線を境界に持つ曲面のうち,面積が最小である曲面すなわち極小曲面を求める問題をプラトー問題と言います.自然界には無機・有機を問わず,様々な物質に極小曲面が界面として現れる事が近年注を集めています.今回のお話は,極小曲面のなかでも極めて対称性の高い曲面の紹介をしたいと思います.

パワーポイントにより美しい画像を示されながらの楽しい講演でした。聞き手からもいろいろな提案、質問が出て盛り上がった講演でした。

 

〇参加者:見目、広瀬、重本、静谷、落合、松澤淳一(奈良女子大学数学)

 

奈良SAセミナーの記録

「第16回奈良SAセミナー」

◯日時:2016年5月28日(土)
       12:30 ランチ@奈良女子大学生協食堂
       13:30 セミナー
◯場所:奈良女子大学理学部新B棟 B1207
◯講演題:『メゾスコピックなフェルミオン系に於ける量子もつれの物理』

◯講師:岩渕修一
◯講演概要:
 近年、量子もつれ[1]と呼ばれる量子力学の持つ非局所性が最も重要なテーマの一つとして注されている。この話題は、いわゆるEPRパラドックス[2]まで遡る古くて新しい話題である。本研究では、量子もつれの研究の題材として、固体量子もつれ構造(SSE)を考える。超伝導体中のCooper対はスピン一重項の量子もつれ状態にあるが、2つの常伝導体に分かれて透過してもその量子もつれ情報は保持される。メゾスコピック系[3]ではゆらぎの影響が大きく、ゆらぎの相関を考察する必要があること、量子もつれ情報の流れを生成するためにAndreev反射と呼ばれる超伝導-常伝導接合界面での高次のトンネル効果を前提とすること、量子もつれ情報の制御にはクーロン・ブロッケイドと呼ばれるメゾスコピック現象を利用すること、かつ両者の安定存在領域は透過確率的に両極端にあることなどから、SSEに於ける量子もつれの物理を議論するために、"Schwinger-Keldysh形式”に基づく非摂動論的な完全計数統計理論(FCS)を構築する。

参考文献
[1] 例えば、「量子コンピュータの基礎」(サイエンス社,1999 細谷昭夫著)
[2] A. Einstein, B. Podolsky and N. Rosen, Phys. Rev. 47 777 (1935)
[3]「メゾスコピック系の物理」(丸善, 1998 岩渕修一著)
[4]  L. Hofstetter, S. Csonka, J. Nygard and C. Sch\"{o}nenberger, Nature 461, 960 (2009)
[5]  Y.Sawamura, Y.Kanai, M. Mihata, T.Inagaki, S.Iwabuchi, Extended Abstruct of ISANN15(Nov.29-Dec.4, 2015)
[6]  Y.Kanai, Y.Sawamura, M. Mihata, T.Inagaki, S.Iwabuchi, Extended Abstruct of ISANN15(Nov.29-Dec.4, 2015)

○参加者:見目、広瀬、堀本、静谷、落合、松井哲生(近畿大学)、岩渕修一(奈良女子大学)

「第15回奈良SAセミナー」

日時:2016年1月30日(土)

参加者:見目、広瀬、堀本、重本、静谷、落合

 
12:30 ランチ@奈良女子大学生協食堂
13:30 セミナー@B棟3階B1207室
 講師:落合
タイトル:「ゼータ関数の数値計算」
概要: 

1.はじめに  

2.まず手始めに:Excel   

3.3次元グラフを:R   

4. 数式処理を用いて:Maxima

5. まとめ

6. 付録1:モンゴメリー・オドリズコ予想

7. 付録2:ゼータ関数のカオス

 

15:30 今後のSAセミナーのあり方について

16:00  奈良公園散策
17:30  ディナー@蔵
 

 落合がレジメとパソコンの画面に実際に計算結果を表示しながら、「ゼータ関数の数値計算」について解説。今後もいろいろな関数について計算していく予定。

「第14回奈良SAセミナー」

日時:2015年11月28日(土)

参加者:見目、広瀬、堀本、重本、静谷、落合


12:30 昼食@奈良女子大学 大学会館1階 生協食堂
13:30 セミナー@同3階 小会議室


講師: 正克
タイトル:「モノポールによる電子の運動」
内容:

I Dirac monopoleの場合
   1.古典論(by Poincare, 解説は伏康治「現代物理学を学ぶための古典力学」(岩波書店)
       2.量子論(by Dirac and by Wu-Yang)
   3.Dirac方程式(by Kazama, Yang et. al.)
II SO(3)ゲージ模型の場合
  4.'t Hoot-Polyakov モノポール解
    
説明:
モノポールは、古典電磁気学では、存在しないと思われています。
一様な磁場中での電子の運動は、らせん運度となります。
もし点磁荷があったら、電子はどのような運動をするでしょうか?

 

16:00  入江泰吉旧居・奈良公園散策
17:30  ディナー@CAFE Luce
  

 見目さんがレジメにより、:「モノポールによる電子の運動」について解説

 

「第13回奈良SAセミナー」

日時:2015年9月19日(土)
12:30 ランチ@久家
14:00 セミナー@B棟2階B1207室
 講師:堀本さん

参加者:堀本、見目、重本、広瀬、静谷、落合 
タイトル:「自分史の中のレンズ設計」
概要:レンズ設計を仕事としていましたのは、小生が25才~40才および
   59才~66才の2つの期間ですが、それぞれ自分の人生の中で重
   な位置を占めており、趣味と興味の対象になった今も技術動向が気
   なっています。
   レンズ系がどのような評価手段を用いてに設計されているのか、また、
   その具体的な設計手法の概略を説明させて頂きます。
   そして、世の中の色々な場所で使用されているレンズ系の具体例を
   特に「ケイタイ・スマホ」などの撮像レンズを中心にご紹介し、
   併せて今後の課題などもお話ししたいと思います。
16:30 奈良公園散策
18:00 ディナー@まぐろ小屋

 ランチが生協の食堂が閉まっていたので、急きょ久家に変更、セミナーもパソコンとUSBの接触が

悪く開始が少し遅れましたが、堀本さんからレンズ設計に関する広範な話がありました。

 その後、奈良公園で食の祭典の会場で、少しアルコールやピザを楽しみ、夕食も予定していたカレー屋が閉店でしたので、まぐろ小屋に変更でしたが、楽しい団欒の時間を過ごしました。


「第12回奈良SAセミナー」

講師:重本和泰さん

題目:『Bellの不等式、小澤の不等式の紹介』

講演概要:

 最近、量子論の観測問題に興味を持たれていますが、小澤の不等式とかベルの不等式とかの
きちんとした説明や証明というのではなく、それらは何が問題であって、何を主張しているのか

という観測問題の動機付けのような話をしたいと思います。

 

日時:2015年7月25日(土)

参加者:重本、見目、広瀬、静谷、落合

 

12:30 昼食@奈良女子大学会館1階生協食堂

     オープンキャンパスで高校生・保護者多数で雰囲気がいつもと違う
13:30 セミナー@奈良女子大学会館3階小会議室

     小会議室はセミナーには快適

16:30 奈良公園散策(「入江泰吉旧居」訪問)重本、見目、落合

     閉館の時間を過ぎていたので、庭のみ見学

17:30 夕食@カレーハウス「タンドリ屋」 重本、見目

 



「第11回奈良SAセミナー」 

講師:広瀬喜久治さん

題目:『リーマン予想の解決を目指して-ゼータ関数の多項式近似-』

日時:2016年4月25日(土)

12:00  近鉄奈良駅・行基像前に集合

12:30 昼食@奈良SAセミナー館

13:30 セミナー

16:00 旧志賀直哉邸見学+高畑界隈散策

18:00 夕食(蔵 奈良町)


参加者:広瀬、見目、重本、静谷、堀本、落合、ゲスト:松澤淳一(奈良女子大学)

第10回奈良SAセミナー

講師:重本和泰さん
題目:『ガロア理論の紹介』
日時:2015年1月24日(土)
12:30- 昼食@奈良女子大学大学会館1階生協食堂
13:30- セミナー@同2階ロビー
17:30- 若草山焼きを若草山で観賞
19 : 30  夕食(江戸川 ならまち店)

第9回奈良SAセミナー

2014年12月20日(土)
13:00 近鉄奈良駅噴水前に集合、皆で昼食(場所は未定)
14:00  河本さんによるセミナー(場所は、奈良女子大学の予定)
15:30  奈良公園散策、ティー、夕食など

第8回奈良SAセミナー

2014年10月18日(土)10:30 @奈良女子大学G棟2階G205

「物理学、心理学そして情報科学」落合史生

昼食後、希望者は下記の公開講座に参加

奈良女子大学公開講座『数学・物理・情報科学の未解決問題』
2014年10月18日(土)13:00-15:50@奈良女子大学理学部会議室
・講演1:鴨浩靖「P対NP問題と仲間たち」
・講演2:戸田幹人「古くて新しい謎:不可逆性の起源」
・講演3:柳沢卓「Navier-Stokes方程式に関わる未解決問題」

第7回奈良SAセミナー

2014年7月5日(土) 13:30 @奈良SAセミナー館

「標準模型におけるモノポールの存在について」見目正克

第6回奈良SAセミナー

2014年4月26日(土)13:30 @奈良女子大学コラボレーションセンター1階ロビー

(1)「リーマンの素数定理の紹介とその周辺」重本和康

(2)「奈良セミナーの構成とホームページについて」見目正克

 

第5回奈良SAセミナー

2014年1月25日(土)13:30 @奈良女子大学会館2階ロビー
 「リーマンのゼータ関数で遊ぶ」 広瀬喜久治

第4回奈良SAセミナー

2013年11月9日(土)13:30− @奈良女子大学会館2階ロビー
(1)「素粒子論と物性論との接点」  静谷謙一

(2)「カザフスタン訪問報告など」

 

第3回奈良SAセミナー

2013年9月14日(土)13:30−@シャトードール奈良2階
「物理と経済の接点」、重本和康

第2回奈良SAセミナー

2013年7月13日(土)13:30− @シャトードール奈良2階
(1)「和算の宿題」、広瀬喜久治

(2)「量子力学の古典的解釈の試み」

第1回奈良SAセミナー

2013年5月11日(土)13:30−@シャトードール奈良2階
「自己紹介+アルファ」